トップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote


 皆様 現場の医療を守る会 代表世話人の坂根です。
7月9日に一旦中締めとさせて頂いた事故調のメーリングリストですが、再開させて頂きます。

医療事故の報告対象の統一化を目指すセンターのやり方は、医療現場の負担が大きく、これ以上、センターの暴走を見過ごすことが出来ません。

前回も 「事故調混乱の原因は日医とセンターにあり」で書かせて頂きました。

http://www.huffingtonpost.jp/michiko-sakane/japan-medical-association-and-support-center_b_12651430.html

このように、センターは制度の趣旨を曲解しています。
この制度は各医療機関の自立を促して各医療機関の判断で医療安全を推進するものです。

木村壮介常任理事は、定義の違う医療事故から推測した予想報告数を繰り返し流布してきました。センターの記者会見を受けて、各メディアは報告が少ないのは医療機関の判断に問題があるからだという大本営発表を垂れ流しています。木村氏は当初から報告対象として見逃しや単純誤薬もすべて報告するよう間違った講演をしております。

https://www.m3.com/news/iryoishin/367805

そして、センターは9.8億円もの予算を獲得し、今度は支援団体の中央の協議会にも参画することになりました。

どうか情報を共有し、この制度により医療安全を推進するのではなく、センターの中央集権的な管理が強まっただけということにならないよう監視の目を光らせてください。

宜しくお願いします。

【ML登録・抹消ご希望の方は下記事務局までご連絡ください】
 insuring.medical.practice@gmail.com  

——————————————————————————————————————————-
「現場の医療を守る会」のホームページへようこそ。

「現場の医療を守る会」は、事故調査委員会設置法案を現場の医療者の立場から議論する会です。
この会が運営し、議論の場となるメーリングリスト「事故調Mシングルイシューネット」に関する情報もお知らせしています。

また、メーリングリストの登録フォーム「事故調Mシングルイシューネット」にもこちらからアクセスできます。
会員向けのご報告は、このページ下部の「お知らせ」→「会議室」からパスワードを入力することによってご覧になれます。

【代表からのご報告】

「現場の医療を守る会」世話人代表の坂根みち子です。
いつも活発な議論をありがとうございます。
事故調Mシングルイシューネットからのご報告です。
1.当会は4月1日に発足いたしましたが、5月10日までのML参加者の集計が出ましたのでご報告いたします。

2014/5/10まで分の集計(重複カウントあり)
発起人計67名 ML参加者141名 総計207名

(内訳)管理者54名 勤務医81名 勤務Ns 6名 勤務歯科医 1名 勤務薬剤師2名 弁護士 20名 議員(前含む) 4名 教育関係者
18名 学生 2名 メディア 6名 その他 24名 (損保、コンサルタント、病院事務等) 医療安全専門家9名
尚、管理者とは、「予期せぬ死亡」を判断して届け出る人のことで、この集計では病院長もしくは診療所長を管理者としてカウントしております。
管理者の定義がまだはっきりしませんので、センター長や大学病院各科の教授は、管理者とはしませんでした。
登録されている方々は、まさしく「錚々たるメンバー」で、各分野の垣根を越え広範囲にわたっています。当会の目的の一つである幅広い分野での情報の共有のために順調に滑り出したように思います。

2.医療事故調の法案は現在衆院を通過中ですが、今後当初の予定通り進むと思われます。
細部を決めるガイドライン研究班には、今のところ当会登録の3人の先生方が参加されています。
昭和医大病院長 有賀先生
日本医療法人協会会長日野先生(代理出席時は小田原先生)
いつき会ハートクリニック 佐藤一樹先生(東京女子医大事件当事者)
また、今回初めて安全工学の専門家もメンバー入りしました。自治医教授
河野龍太郎先生です。医療事故の当事者や安全工学の専門家がメンバー入りしたという画期的な動きに当会メンバーの先生方のご活躍があったことは皆様ご存知のことと思います。

3.医療事故法案に全く議論されていない「死産」が入っております。年10000例以上ある自然死産が「予期せぬ死亡」として報告義務を負ってしまえば産科現場は崩壊します。今
池下レディースチャイルドクリニックの池下 久弥先生を中心として,メンバー有志で法案に付帯決議を付けて頂くよう八方手を尽くしているところです。
関係者の皆様、特に政治家の先生方、なにとぞお力添えをよろしくお願い申し上げます。

4.現場の医療を守る会HP http://insuring-medical-practice.net/
が出来ています。現在少しずつ構築中です。今までの重要書類等はそちらにUPしていきます。
投稿は メーリングリストアドレス:
insuring-medical-practice@googlegroups.com よりお願いいたします。

今のところ後述のようなテーマに分類されています。投稿される方は表題にどのテーマが提示してください。もちろんそれ以外の投稿も歓迎します。
その際恐縮ですが、名前と所属(職種)を明らかにしてください。(詳細に書いていただいても、医師、弁護士程度でもどちらでも結構です)
今までに分類されたテーマ
テーマ1:【報告書の交付、遺族への手渡】
テーマ2:【外科学会ガイドラインと大綱案が反映される件】
テーマ3:【院内事故調】
テーマ4:【「医師法21条」 改正すべきでないor ?】
テーマ5:【業務上過失致死傷罪改正】
テーマ6:【無過失補償保険】
テーマ7:【医療事故調査:支援体制について】
テーマ8:【センター業務(院内調査に係る事項)】
テーマ9: 【証拠制限契約】
テーマ その他 随時(これが一番多いようです)

5.当MLへのご意見ご要望は、
insuring.medical.practice@gmail.com「現場の医療を守る会」管理部までお願い致します。

6.投稿は実名を原則としておりますのでML登録時はアドレスの他にお名前、勤務先、職種等お聞きしております。お名前等答えて頂けないために登録が保留になっている方がいらっしゃいます。本会の趣旨をご理解の上、ご登録いただきますよう重ねてお願い申し上げます。

医療事故調は、これからが正念場となります。後世からみて「あの時歴史が動いた」と判断されるよう皆様のお力添えがいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。